行政書士って何者だ?!

コラム行政書士

こんにちは。行政書士の中川です。
今回は、そもそも行政書士というヒトタチが何者なのかを簡単にご紹介しようと思います。

WHAT

法律にはなんて書いてある?

国家資格に関することは国会が定める「法律」に規定されています。行政書士も総務省管轄の国家資格ですので、「行政書士法」という法律にあり方が細かく定められています。

それではまずひとつめ。

行政書士法第1条の2
行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類を作成することを業とする。

小難しいですね。分解するとこうです。

  1. 他人の依頼を受け、報酬を得ることが前提で
  2. 国や地方自治体に提出する書類や
  3. 契約書、遺言書といった権利義務関係書類
  4. 会社の定款や各種図面といった事実証明書類
  5. これらを作成することを業務とする

どうでしょう?さらにもうひとつ条文をご紹介します。

行政書士法第1条の3
行政書士は、前条に規定する業務のほか、他人の依頼を受け報酬を得て、次に掲げる事務を業とすることができる。ただし、他の法律においてその業務を行うことが制限されている事項については、この限りでない。
1 前条の規定により行政書士が作成することができる官公署に提出する書類を官公署に提 出する手続及び当該官公署に提出する書類に係る許認可等について代理すること。
2 前条の規定により行政書士が作成した官公署に提出する書類に係る許認可等に関する審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立ての手続について代理し、及びその手続について官公署に提出する書類を作成すること。
3 前条の規定により行政書士が作成することができる契約その他に関する書類を代理人として作成すること。
4 前条の規定により行政書士が作成することができる書類の作成について相談に応ずること。

やたら字が多いですが、大したことは言っていません。(笑)
概ね、以下の4点です。

  1. 前で紹介した業務の他に以下の業務もできるよ
  2. 前で紹介した役所に提出する書類を実際に役所に提出することの代理
  3. 前で紹介した権利義務・事実関係書類の作成代理
  4. 書類作成に関する相談に応じること

似たようなことを言っていますが、ひとつ前に紹介した1条の2では「作成」のみが業務として定められていましたが、今回は代理という言葉が出てきました。「代理」というのは依頼者に成り代わって(代理人として)、手続きができるということですね。具体的には申請書に加筆修正が必要になったときなどに、逐一依頼者の承諾を得ずに、行政書士の判断で実行できるということになります。

実際にはどんな仕事をしているの?

行政書士が作成できる書類は大きく分けると以下の2つになることがわかりました。

  • 官公署に提出する書類
  • 権利義務・事実証明書類

では、具体的にはどのような業務が代表的な行政書士業務なのでしょうか。
下にいくつか具体例を挙げてみます。

官公署に提出する書類の具体例

飲食店等の営業許可
建設業許可関連
産業廃棄物運搬許可など産廃関連
自動車の登録・名義変更・廃車申請
交通事故時の自賠責保険の請求申請
外国人の入国・在留手続きなど

権利義務・事実証明書類の具体例

相続に関する書類(遺産分割協議書)
離婚協議書
遺言書
各種契約書
内容証明郵便
法人の定款
図面類
会計帳簿・決算書類等

行政書士は、これらの書類を中心に様々な書類を日々作成・申請の代理を行っているわけです。
もう少し詳しい行政書士の業務の中身については日本行政書士会連合会のページがわかりやすそうですので、良かったら覗いてみてください。

行政書士が扱える書類は10,000種類以上とも言われています。これは行政書士の守備範囲の広さであり、大きなアドバンテージなのですが、弁護士なら紛争解決、司法書士なら登記といったようなわかりやすいイメージがわかない原因のひとつでもあります。

今回のコラムで少しでも行政書士についてお分かりいただけたら嬉しいです。

それでは次回!

 

 

 

Posted by Kentaro Nakagawa