チャーシュー製造許可?!

2018年8月1日コラム

こんにちは。行政書士の中川です。

今日はちょっと興味深いニュースを目にしたのでご紹介します。

今日の毎日新聞のサイトに以下のニュースが掲載されました。
https://mainichi.jp/articles/20180719/k00/00e/040/248000c

チャーシュー製造に許可がいる?

概要をお話すると、千葉市のあるホテルがホテルの調理場で製造したチャーシューを注文を受けた顧客に販売していたが、これが無許可営業であったという内容です。このホテルにはレストランが併設されており、ここではきちんと飲食店営業許可をとっています。ならなぜチャーシュー製造が無許可営業になるんでしょうか。

実は、通販や本店で製造して支店で売るなど、製造者との対面販売ではなくなるケースでは、別の許可が必要になる食品が存在するんです。

34種類の許可

食品衛生法に定められている営業・製造許可はなんと実に34種類もあります。いわゆるレストランなどを営業するための許可は「飲食店営業」ですが、これはその34種類の中のひとつにすぎません。レストラン内の設備で製造した食品を店内で提供するための許可です。これには持ち帰りも含まれますが、今回問題になっているいわゆる「お取り寄せ」は含まれていません。

チャーシュー製造許可?

では、今回の問題で必要だった許可はなんだったんでしょう?チャーシュー製造許可・・・?ではありません。(笑)

実は、「食肉製品製造業」という許可が別に必要だったんですね。その他、乳製品の販売には乳類販売業、パンやケーキを製造する菓子製造業、和菓子店には欠かせないあん類製造業などがあります。

飲食業のコンプライアンス意識

このように、事細かに許可をとらせる行政のやり方に是非はあるかと思います。興味のある方は調べていただければわかると思いますが、食肉製品製造業の許可要件などは非常に厳格で非現実的でもあります。ですが、今は飲食業を営む人たちにも高いコンプライアンス意識が求められている時代です。事実、今回の無許可営業は全国紙で大々的に報道されてしまいました。こうなってしまうと企業イメージの低下は計り知れないものになってしまいます。

行政書士の存在

やはりプロとして法令は遵守したい。でも、新しいことにも挑戦したいという飲食業の皆さん、そんなときは是非、行政書士に相談してみてください。行政書士は、行政手続き・許認可のスペシャリストです。きっと適切なアドバイスをしてくれると思います。希望すれば申請の手続きだってすべてやってくれるはずです。行き詰まってしまったら諦める前にふと思い出してみてください。きっとお役に立ちますよ。

というわけで、チャーシュー売るのにも許可がいる。今回はやたら細かい飲食業の許可のお話でした。
それでは次回!

Posted by Kentaro Nakagawa